肥料チーム発足5年目
平成27年1月に発足した弊社肥料チームも今年で5年目に入りました。
平成29年中には29件の農家様と農業生産法人様に施肥設計を行い、平成30件には34件の生産者様に施肥設計を行いました。
今年は、すでに18件の生産者様から94ハウス分の設計依頼をいただき設計してまいりましたが、昨年より全体的にpHが低く、普段より酸性に傾いた雨でも降ったのではないかと思われ、pH調整のために乳酸卵殻Rの使用頻度、量が増えています。
また、今年は、川合肥料様の“新しい肥料”を導入して3年目になります。最初の年はどうしても窒素を少なめに使わざるを得ませんでしたが、2年目はその結果を見て十分な窒素を供給できたのではないかと思います。今年は3年目になりますが、3年目も注意が必要で、急に効きが悪くなることをあるようですので、その場合は葉面散布等で迅速に対応していきたいと思っています。
昨年の11月には「第3回 旭ビ勉強会」を層雲峡温泉朝陽亭で開催することができ、前回もいらしてくださいました東京農業大学名誉教授吉羽雅昭先生のご講演を拝聴し、“土つくりの重要性”を再認識いたしました。
ところで、弊社肥料チームの前身の歴史は、昭和61年(1986年)に新十津川農協(現JAピンネ)の長ネギ部会立ち上げの時に現顧問(当時は弊社社員)の高田清春が5人の生産者様の施肥設計をお引き受けした時から始まり、その後はもっぱら施設栽培の設計をしてきました。しかし、数年前よりは露地栽培の施肥設計(ジャガイモ等)のご依頼もいただくようになり、今年からは“イネ科”植物である“芝”に関しても、芝の病気でお困りのゴルフ場樣のお手伝いもできるよう勉強していきたく思っております。
代表取締役社長/日本医師会産業医 大谷泰一